仕組みが複雑で非常に分かりにくいGotoEatのキャンペーンとは、今回はこちらの内容をなるべく簡単に、小学生でも分かるように解説していきたいと思います。
仕組みは知っているので、お得な予約サイトや無限○○について知りたい方はこちらの記事をどうぞ。⇒「GoToEatキャンペーン一番お得なサイトは!?無限ループについても徹底解説!」
まず大前提として、GotoEatの割引方法は2種類。「食事券」を使う方法と「ネット予約」(オンライン予約)を使う方法があるということ。
このうち、色々複雑で分かりにくいのは「オンライン予約」を使う方法です。食事券の方は比較的わかりやすい形式となっていますので、まずは食事券の説明から。
プレミアム付食事券の仕組みについて
まずは農林水産省のホームページの画像を参照すると、
なるほど、よくわかりません。
矢印も多いですし飲食店・消費者・販売窓口の間に①と②がなぜか2回あるので、順番も分かり辛いですね。利用者目線で作り直すとこんな感じです。
こんな感じです。事前にGotoEat用の食事券を買っておいて、飲食店でのお会計の際に使うだけです。
一応それだけだと説明にならないので、大きな注意点もいくつか解説しておきます。
まず一番のポイントですが、食事券の利用はGotoEat登録店舗でしか使えません。これは食事券だろうがオンライン予約だろうが同じで、GotoEatに参加しているお店でしかキャンペーン割引は使えません。
お店が登録しているかどうかってどうやって判断するの?という最もな疑問ですが、①お店に直接聞く、②各都道府県ごとのプレミアム付食事券の販売事業者のサイトで確認する形になります。
食べログとかのサイトを見るとGotoEat対象店とか書いてあるよ!と思うかもしれませんが、GotoEatのお店登録には「食事券利用」と「オンライン予約」の登録は別々なので、お店によってはオンライン予約のポイントは対応しているけど、食事券の利用は受け付けていないという可能性もゼロではありません。
そのため予約サイトにGotoEat対象店として載っているお店でも、100%食事券が使えるとは言えなさそうです。
結局「お店に事前に聞いておく」が最強です。あとはチェーン店とかで明らかにSNS上の口コミで使っている人がいっぱい確認できるお店とかですね。
次におつりが出ない点。800円の定食を食べた際に1,000円の食事券使うと損をするので、要注意です。一般的な商品券とかと同じ扱いと言えます。お店の人にクレームを入れないようにして下さいね。
最後に食事券には有効期限があります。お得になるからといって買いすぎて使いきれなかったら本末転倒なのでご注意を。
ちなみに農林水産省の公式HPには、「最長」2021年3月末までという怪しい表記だったので、専用コールセンターに食事券によって期限が変わる可能性があるのか・後だしジャンケンみたいに利用期日が変わることがあるのか聞いてみましたが、一律3月末まで使えるから大丈夫です、という回答を貰えました。(2020年11月5日時点)
GotoEatの食事券を使うとどれだけ安くなるの?
いきなり結論ですが、GotoEatキャンペーンの食事券を利用すると「20%割引」で食事を楽しむことが出来ます。
食事券の場合はごちゃごちゃしたポイントとかないので、全国一律で20%お得になります。例としてあげると、10,000円の食事券なら8,000円で買えます。2,000円分の割引、つまり20%オフですね。
※公式サイトを見ると販売額の25%を負担するとか、25%のプレミアムが付くとかいう難しい話をしていますが、20%オフで食事券が買えるという考え方でOKです。
あと小ネタですが、一度に買える食事券の金額には制限があります。都道府県ごとに違いますが1回あたり16,000円~20,000円となっていますので、一度に100万円分買うとかは出来ません。また複数回購入したい場合は、販売窓口の対応次第となります。
ということでGotoEat食事券についてはこれで説明が終わりです。もっと細かく知りたい人は大本の農林水産省の公式HPを確認してみて下さい。(⇒https://gotoeat.maff.go.jp/)
GotoEatのオンライン予約について
ここから話が複雑で面倒になってきます。無限○○寿司!とか無限・・・!とかの話はテクニック的な話になるので、別記事でまとめています。詳しく知りたい方はそちらの記事を確認してみて下さい。
GotoEatのオンライン予約でのキャンペーンも、国が定めている基本の部分はそこまで難しくありません。めっちゃ簡単に言うと、予約したお店で食事すると後から使えるポイントをあげるね、というだけです。
何が話を難しくしているのかというと、オンライン予約をする際にはお店の個々のHPからではなく、食べログとかぐるなびみたいな予約サイトを通す形になっていることが、仕組みをややこしくしている原因です。
※個々のお店ごとでポイント付与なんて現実的に不可能なので、きちんとしたWebサイトを持っている予約サイト・グルメサイトを通すというのは構造的には非常に理にかなっているとは思いますが。
ここで話がややこしくなる原因は、現在13個ある予約サイトそれぞれが、自分のとこの会社を使ってくれれば国がくれるポイント以外にもお得な自社ポイントつけるよ!となっている点です。
ということでまずは話を理解しやすくするために、各社のポイントサービス・特典は置いておいて、国が定めるGotoEatキャンペーンの内容とルールを先にしっかり説明していきます。
オンライン予約の基本について
一連の手続きの流れから簡単に説明していきます。
まずオンラインでお店の予約が必須となります。この時選べるお店はGotoEat登録店舗のみです。また予約の際には、予約事業者といわれる13の会社のサイトを通して予約する必要があります。
予約事業者一覧(2020年11月5日時点)
ぐるなび・食べログ・Yahoo!ロコ 飲食予約・一休.comレストラン・EPARK グルメ・HOT PEPPER グルメ・FTP フードテックパートナー・オズモール・Retty・LUXA・ヒトサラ・Chefle・大阪グルメ
予約をしてお店で食事をすると国からもらえるポイントと、予約事業者の独自のポイントを貰うことが出来ます。
国からもらえるポイントは一律で決まっていて、一人当たり、昼食なら500円分・夕食なら1,000円分がポイントとして付与されます。その貰ったポイントは後日GotoEat登録店での支払いに利用することが出来ます。(一部即日でも利用可)
実際に利用する流れをまとめると、自分が普段使っている予約サイトかポイントが魅力的なサイトに登録してお店を予約⇒実際にお店を利用する⇒後日ポイントがもらえる⇒次にお店を利用する際のお会計で貯まったポイントを利用するという流れになります。
オンライン予約での注意点
1つ目の注意点として、貰えるポイントは基本的に予約したサイトでのみ使えるポイントという点です。貰ったポイントを現金として受け取ったりすることは出来ません。
例えば「ホットペッパーグルメ」を通して予約した場合、国からもらえる500円分のポイントも全て500円分のホットペッパーグルメ専用のポイントとなります。
ポイントを貰う・貯めるためにはどこかの予約事業者のサイトに登録する必要があるのが、食事券との大きな違いですね。
また鳥貴族での錬金術という裏技がニュースにもなったため、ルールが変わりました。現在では予約したお店での利用料金がお昼ご飯なら500円以上、夕食なら1,000円以上にならないとポイントが付かなくなりました。
夜に鳥貴族に行って10円だけ使って、あとで1,000円のポイントを貰い、差額分は儲けだ!という錬金術は現在使用不可ということです。
これでGotoEatのオンライン予約に関する基本的なルールと流れについては説明終了となります。
ここからは個別の疑問に対するQ&A方式で解説していきたいと思います。各予約事業者ごとの特典はもう少し下にまとめています。
GoToEatっていつから出来るの?
GotoEat自体は10月1日から始まっており、オンライン予約については全国ですでに利用が可能となっています。ただし食事券の販売については、各都道府県ごとに販売開始のタイミングが違っています。
11月の時点ではほとんどの都道府県で販売を開始していますが、11月中旬以降の販売予定の都道府県は、北海道・宮城県・東京都・鳥取県・福岡県・佐賀県・沖縄県となっています。
一番利用者が多そうな東京都は11月20日の開始予定となっています。
県外のお店でも利用できる?
オンライン利用はどこの都道府県のお店でも利用可能で、貯まったポイントもどこの地域でも利用可能です。
ただし食事券については購入した地域でのみの利用となっています。また一部地域では食事券の購入を県民に制限している場合があります。
どんなお店が登録店になっているの?
全てのお店がキャンペーン登録をしているわけではないので、自分の行きたいお店がGotoEat登録店かどうかは別途確認する必要があります。
一番正確な情報はお店に直接確認するか、各都道府県ごとのサイトで確認する形になります。オンライン予約の場合は予約サイトで検索するだけで確認できるので、分かりやすいと思います。
テイクアウトやデリバリーでもキャンペーンは利用できる?
テイクアウト・デリバリーの専門店はキャンペーン対象外です。そのため出前館やUber Eatsなどは利用不可となっています。
ただし、GotoEatに登録している飲食店がデリバリーやテイクアウトをする際は利用可能です。
つまり出前専門店は不可ですがお店を開いているお蕎麦屋さんが出前をする時や、ハンバーガーショップで店内飲食ではなくテイクアウトを選択する際などは利用が出来る仕組みとなっています。
注意点としては、出前は食事券のみ利用可能でオンライン予約利用(ポイントの取得・利用)は不可なこと。テイクアウトの際に、オンライン利用ポイントを使って支払いすることは出来ますが、ポイントを新たに貰うことは出来ません。
食事券
デリバリー | テイクアウト |
○ | ○ |
オンライン予約
デリバリー | テイクアウト | |
ポイント取得 | × | × |
ポイント利用 | × | ○ |
予約業者についてもっと知りたい【一覧】
13の予約事業者の一覧をまとめてみました。それぞれ予約した際に追加で貰える独自のポイントについても記載しています。(最新の正確な情報はそれぞれの公式サイトで都度確認してください)
事業者名 | 独自の追加ポイント |
ホットペッパー | ランチ+200ポイント、ディナー450ポイント追加(~11月30日) |
ぐるなび | ランチ+25ポイント、ディナー100ポイント |
食べログ | ランチ+10ポイント、ディナー50ポイント(アプリ利用で2倍) |
Yahoo!ロコ | 初回限定paypay20%付与(〜12月28日まで延長) |
Ozmall | ランチ+20ポイント、ディナー50ポイント、口コミで+50ポイント |
ヒトサラ | ランチ+50ポイント、ディナー250ポイント追加 |
一休レストラン | - |
Retty | - |
EPARKグルメ | - |
LUXA | - |
favy・トレタ | - |
大阪グルメ | - |
シェフル | - |
また事業者によってポイントが付与されるタイミングなども違ってきます。こちらの記事で事業者ごとの細かい違いを比較してみました。
無限○○がしたい!という方もこちらの記事を是非読んでみて下さい。どういう理屈で無限○○系が出来るのかという話もまとめています。
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GotoEatキャンペーン一番お得なサイトは!?無限ループについても徹底解説!
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