日清医療食品の宅配弁当である「食宅便」。
実際に注文する前に「添加物」が気になった方もいるかも知れません。
そんな方のために食宅便のメニューに使われている添加物や、食材の原産地などの安全性に関する情報を調べました。食物アレルギーに関する対応などについてもまとめています。
食宅便に食品添加物フリーのメニューはあるの？
食宅便を実際に頼んでみた人の声の一部に「食品添加物」に関する不安があります。
https://twitter.com/ocean932/status/1104944896383700992
食宅便の公式サイトで確認してみました。
添加物は使用していますか？
使用している場合がございます。使用する場合には、国の基準を遵守しております。商品パッケージやホームページで確認できます。
公式サイトに記載されているように、食宅便のお弁当には添加物が使われています。
食宅便では実際に注文する前にメニューごとに使われている添加物をホームページから確認することができます。
例えば、人気のおかずメニューの「海老チリ」に使われている食品添加物を調べてみました。
増粘剤（加工デンプン、増粘多糖類）、調味料（アミノ酸等）、ｐＨ調整剤、甘味料（ソルビット）、着色料（紅麹、フラボノイド、ラック）、酸味料、Ｖ．Ｂ１（ビタミンB１）
当たり前ですが、どの添加物も厚生労働省によって安全性が確かめられたものです。
とろみを増すために使われる増粘剤は加工デンプンをもとにしたものですし、調味料もグルタミン酸などをベースにしたうま味成分で、一般的な加工食品に使われているものと差はありませんでした。なお、着色料の紅麹・フラボノイド・ラックについても気になったので調べてみたところ、それぞれ麹（こうじ）や植物、動物などの生物由来の着色料とのことなので安心ですね。
実は、当サイトでも無添加の冷凍弁当がないか食宅便に限らず探してみたのですが、長期の保存が必要な冷凍弁当タイプの中で無添加のものは見つけることができませんでした。
冷凍弁当タイプではないのですが、お惣菜の冷凍セットである「わんまいる」の健康ディナーは、合成保存料・合成着色料無添加にこだわっているので添加物が気になる方にもおすすめです。
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食宅便の食材の産地はどこ？国産？
ちなみに、食宅便に使われている食材の原産地についても確認してみました。
食材は国産ですか？
国産ではない食材も使用しています。食材は国の基準を満たし、弊社で厳選したものを使用しています。
国産以外の食材も使用しているとのことですが、それぞれの食材ごとの詳しい産地については開示していないようでした。
とはいえ、食宅便を製造する「日清医療食品」は40年以上病院にも給食を提供している大手企業であることを考えると、食材の検査などはしっかりやっていると思いますので安心です。
無添加・国産にこだわるならば「わんまいる」も
もし、国産の食材を使ったおかずにこだわって選びたい場合には、無添加に加えて主原料の国産100%にもこだわっている
わんまいる
の健幸ディナーがおすすめです。
食宅便は食べ物アレルギーでも大丈夫？表示について調べてみた
健康な人向けのおまかせコースだけでなく、糖質制限中の人向けの「低糖質セレクト」、減塩などの食事制限中の人向けの「塩分ケア」「カロリーケア」「たんぱくケア」などの豊富なラインアップで、あらゆる食事に対応した食宅便ですが、食物アレルギーを持つ人用のメニューはあるのでしょうか？
アレルギー対応はしていますか？
対応していません。アレルギー対象となるものが入っていない場合でも特定原材料を使用した設備で製造しているため完全に取り除くことはできません。
※えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生を使用した設備で製造しています
※アレルギー成分はホームページに記載があります
こちらも公式サイトの「よくある質問」によると、アレルギー対応のコースやメニューはないことが明記されています。
アレルギーに注意すべき食事はこれ
アレルギー物質を含む食品として必ず表示しなければならない「特定原材料7品目」と、表示が推奨される「特定原材料に準ずるもの21品目」が定められています。
アレルギー物質を含む食品
- 「特定原材料」7品目
- 卵・乳・小麦・そば・落花生（ピーナッツ）・えび・かに
- 「特定原材料に準ずるもの」21品目
- アーモンド・あわび・いか・いくら・オレンジ・カシューナッツ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン
食宅便のホームページでは、これらのアレルギー物質を含む食材が使用されているかについて、メニューごとに確認することができます
注意：卵・乳・小麦はほぼすべてのメニューに含まれている
実際にアレルギー物質を含む食材が使われていないメニューを探してみました。しかし、残念なことに食宅便のほぼすべてのメニューに「卵」「乳」「小麦」が使われていることがわかりました。
そのため、代表的な食物アレルギーである小麦アレルギーの方は食宅便を使うことは難しいと言わざるを得ません。
その他の特定原材料である「そば・落花生（ピーナッツ）・えび・かに」などについては使われていないメニューも多くありました。
自分で1食ずつメニューを選べる「おこのみセレクトコース」を利用すれば、アレルギー物質が含まれていないメニューを自分で選べそうです。
※アレルギー物質を含むメニューと共通の製造設備を利用しているため、微量でも症状が出てしまう重篤なアレルギーの方の利用はおすすめできません。
当サイトで実際に食べた感想をこちらにまとめていますので、食宅便の実際の味や使い心地などについて気になる方は参考にしてください。
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